こんにちは。
社労士試験に向けてがんばっているけど、


こんな“もやもや”感じていませんか?
実は短期合格する人には共通点があります。
✅それは、「本質的なことを集中して勉強」しているという事実です。
それなのに現実は、
- テキスト、過去問
- 模試、予想問題
- 法改正、横断整理
- SNS、YouTube講義
- 予備校の資料
など気づけば頭の中がごちゃごちゃになりがちです。
多くの受験生は、「何をやるか」には敏感でも、「何をやらないか」はあまり考えません。でも合格のカギは、限られた時間と集中力を、「本当に重要な学習」に使うことなんですね。
そこでこの記事では、「エッセンシャル思考」という考え方を紹介します。
✅より少なく、しかしより良く、
✅「やらないこと」を決めて、本当に重要な学習に集中する
✅ムダを減らして成果を最大化する
この思考法は、科目数が多く混乱しやすい社労士試験にぴったりです。
講師として多くの受験生を見てきた筆者が、
「実体験+合格者」の共通点も交えながら、わかりやすく解説します。

「エッセンシャル思考」とは?限られた時間で成果を最大化する考え方

そもそも「エッセンシャル思考」って何なの!?

より少なく、しかしより良く
✅より少なく、しかしより良く
『エッセンシャル思考』の核心が、この言葉に詰まっています。

そう思うかもしれませんが、実は真逆なんです。
- 何を「やるか?」を選び、
- 何を「やらないか?」を決める。
これは単なる効率化ではなく、“最も重要なことに集中“して成果を出すための思考です。

エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考の違いは図の通りじゃ!

「あれも、これも」と手を広げすぎて、結局どれも中途半端”になるのは、もったいないですよね。
自分の時間とエネルギーは限られています。だからこそ、「最少の時間で成果を最大にする」。これが『エッセンシャル思考』の本質です。

トレードオフを受け入れる
- 「A」を選ぶということは、
- 「B」を選ばないことを意味します。
これは『エッセンシャル思考』の中核にある、“トレードオフ”という考え方です。

何かを選ぶということは、何かを手放すということ!
「全部やりたい」「満点を取りたい」と思うのは自然なこと。でも、それでは“何も手に入らない“可能性も高いです。
成果を手に入れるためにも、
×「何をあきらめなければならないか?」ではなく、
〇「何に全力を注ぐべきか?」を自分に問いましょう。
この視点があれば、やらないことに対しても納得感が持てて、方向性もブレません。
「何かをあきらめること」は、「何かに集中すること」の裏返し。この覚悟ある選択こそが、最短で成果を引き寄せてくれるのです。

エッセンシャル思考と非エッセンシャル思考

エッセンシャル思考 | 非エッセンシャル思考 |
大切なことに集中する | 手を広げすぎる |
何を捨てるべきか? | 全部こなす方法は? |
大事なことは少ない | どれも大事だ |
自分で選びとる | 選ぶ余地がない |
正しいことをやっている | 何かがおかしい |
社労士試験にエッセンシャル思考が有効な3つの理由

ここからは、エッセンシャル思考が社労士試験に有効な理由を解説していきます。
「基礎・基本」が合否を分けるから
基礎・基本を「深く」理解する必要がある社労士試験には、エッセンシャル思考が有効になります。
社労士試験の問題の特徴は、
- 択一式:基礎知識の正確さが問われて、
- 選択式:知識のつながりや全体像の理解度が問われる。
難しい問題も、実は“基礎知識の組み合わせ”で解けるものが多く、基礎が曖昧だと応用も効きません。
でも現実は、
- 試験の範囲は広いし、
- 科目を横断して似ている内容も多い。


じゃろう?だから基礎に絞る方が合格に近づくんじゃ!
得点力を高めるためには、“基礎の徹底”がいちばんの近道です。その勉強方法の判断を後押ししてくれるのが、「エッセンシャル思考」です。

過去問からの出題が多いから
社労士試験で得点力をつける3つ目の王道が“過去問の徹底活用”です。



試験問題の多くは「過去問の焼き直し」や「基本問題の応用」で構成されていますからね。
過去問戦略の本質はこれ!
- 「1冊を極める」方が深く記憶に残る
- 「予想問題」より実際に出題された「過去問」を重視
- 教材を増やすと、逆に混乱する!
社労士試験は科目数が多く、「手を広げすぎる」と余計に混乱します。だからこそ、エッセンシャル思考の「やるべきことを絞る」考え方はぴったり合います。

過去問をやり尽くすこと=「応用問題への準備」にもなるぞ!
仕事や家庭と両立している人が多いから
社労士受験生は、仕事や育児があり、限られた時間の中で勉強している人がほとんどです。


時間が限られているからこそ、「本当に必要な学習だけに集中する」視点が求められます。

取捨選択はまさに「エッセンシャル思考」が得意とするところ!
時間に余裕がある方が有利なのは確かです。でも忙しい中で「やることを絞った戦略」を取ることで、着実に合格に近づくことができます。
あれもこれも手を付けても、
- 点数は上がらないし、
- 継続すらできないかも知れません。
仕事・育児・家事などのバランスを考えた「現実的にやることを絞った学習計画」が求められます。

エッセンシャル思考で差がつく!社労士試験の勉強法6選

ここからは「エッセンシャル思考」を活かした具体的な勉強方法を紹介します。

その①やらないことリストを作る
まずは「やらないこと」を決めて、集中すべき勉強を明確にしましょう。

逆にやることを減らすことで、“深く学ぶ時間”が生まれます。
やらないことリストの例
- 1日に2教科以上はやらない
- 新しい教材に次々と手を出さない
- 毎回違うYouTube動画を見るのをやめる
- 模試の結果に一喜一憂しない
- SNS(勉強垢)を1日5分以上見ない

「より少なく、しかしより良く」を実践するんじゃ!
筆者は学習スケジュールとしても、
- 7月末までは1日1教科に集中
- 1日3科目の勉強は8月から
- 全教科の総復習は直前の1週間だけ
と科目を絞った学習を意識していました。
「やらない」を決めて、時間とエネルギーを集中させるための土台を作りましょう。
✅エッセンシャル思考
「本当に重要なことは、めったにない。」
その②集中せざるをえない状況をつくる
長期戦の受験勉強では、
×「集中しよう」という気合いよりも、
〇「集中せざるをえない状況」をつくる必要があります。



それらは意志が弱いのではなく、“環境”のせいじゃ!
集中せざるをえない環境アイデア
- スマホは別室に置いて遮断する
- 出勤前30分を“固定“の勉強時間にする
- 自習室や図書館など誘惑の少ない場所を活用する
- 机には“今使う教材だけ”を置く
集中せざるを得ない状況をつくってしまえば、自然と学習に取り組めるのです。

✅エッセンシャル思考
「集中力とは意志の力ではなく、環境の力によって決まる。」
その③「効率重視」より「本質重視」の学習をする
効率重視=最短ルートと思われがちですが、実は “回り道”になることも多いです。
多くの受験生が陥りがちなのが、
- 複数科目を同時に勉強して、どれも中途半端
- 予想問題に振り回されて、基礎がブレてしまう
- 倍速再生で講義を聞いても、内容が頭に残らない

これらは“こなすこと”を意識しすぎなんじゃ!
「こなすこと」だけに意識を奪われて手を広げすぎると、大事な基本部分が抜け落ちてしまいます。これではどれだけ時間を使っても、知識は定着しにくいです。
本質重視の学習とは、
- 成果につながらないことは、そもそも“やらない”
- テキストと過去問を使い込み、他の教材には手を出さない
- 1回で理解しようとせず、繰り返して定着を目指す
社労士試験は基礎・基本こそが重要な事実を忘れず、「やるべきこと」に集中しましょう。

✅エッセンシャル思考
「やることを減らせば、重要なことにエネルギーを注げる。」
その④スケジュールには余白を作る
受験勉強では、多少の余白を作ってスケジュールを立てましょう。
なぜなら予定通りに進まないと焦ってしまい、かえって集中力を奪ってしまうからです。

余白があると復習もしやすいぞ!
筆者が受験生の時は、
- 平日のうち、1日はフリー学習日を設ける
- 休日も2時間程度はリフレッシュ時間を作る
- 体調管理も戦略と考えて、睡眠時間は削らない

また休日の勉強は、
- 「勉強1時間」→「休憩30分」→「勉強1時間」→「休憩30分」
と集中力を維持するために余白も作っていました。
あらかじめ「予定通りに進まないこと」も見越して、余裕をもったスケジュールを立てる。そんな余白こそが、継続と安定した学習の土台になりますよ。
✅エッセンシャル思考
「余白こそが、最も創造的で価値ある行動の源になる。」
その⑤睡眠時間をしっかり確保する
睡眠を削ることは、学習効果を大きく低下させるので絶対に避けましょう。

睡眠時間とは、「暗記力」を育てる時間じゃ!
睡眠をとって勉強 | 寝不足の状態で勉強 |
学習のリズムが安定 | 思考がぼんやり |
「あれ?解ける!」の感覚が増える | 「昨日やったはず」が思い出せない |
深い思考で冷静な対応 | 集中力低下でミス連発 |
脳は、”寝ている間に“その日学んだこと”を整理・保存すると言われています。つまり、本当の意味で定着するのは「寝てから」だったりします。
筆者も受験生の頃は、
- 毎日7時間の睡眠をキープ
- 疲れている日は無理せず「早寝→翌朝復習」
- 寝る前はスマホを遠ざけて“脳をクールダウン”
「睡眠=サボり」ではなく「戦略」だと捉えていました。

✅エッセンシャル思考
「睡眠は妨げではなく、成果への最大の投資である。」
その⑥小さな一歩を積み重ねる
社労士試験では「0」の日を作らず、必ず毎日学習するようにしましょう。
毎日の積み重ねが大切なのは、
- 「前に進んでいる」実感がモチベーションになるし、
- 成果はたいてい「時間差」で表れてくるからです。
社労士試験は長期戦。
だから途中で心が折れそうになることも当然あります。


こんな不安は誰もが感じることだったりします。

でも「意思の力」こそ、必要な時もあるんじゃよ!
✅「やる or やりきる」
✅「とにかく“ゼロの日”をつくらない」
どんなに短くても、毎日“一歩”の学びを止めない「強い意思」も合格には必要です。

✅エッセンシャル思考
「進歩は一気にではなく、少しずつ積み重なるものだ。」
学習の軸がブレない!おすすめの1冊『エッセンシャル思考』
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
実は、この記事の元になっているのがこの1冊です👇
📗 『エッセンシャル思考』グレッグ・マキューン著
「なんだか最近、手応えがないな…」と感じている方にこそ、読んでみてほしい1冊です。
エッセンシャル思考
✅ 「より少なく、しかしより良く」
✅ 「トレードオフを受け入れる」
✅ 「重要なことに全力を注ぐ」
社労士試験のように、広く深い勉強が必要な試験にはぴったりの考え方です。

まとめ:「エッセンシャル思考」で社労士試験に合格する!

いかがでしたか?
社労士試験は、真面目にがんばる人ほど「迷いやすい」試験です。


だからこそ「エッセンシャル思考」が役に立つんじゃな!
✅ 社労士試験 × エッセンシャル思考のポイント整理
➊学習教材を厳選し、やるべきことを明確にする
➋「広く浅く」ではなく「狭く深く」を意識する
➌効率ではなく「本質」を重視した学習を選ぶ
➍スケジュールには余白を持たせて、継続しやすくする
➎睡眠や休息など、回復時間も“戦略の一部”と考える
➏「小さな一歩」を積み重ねる日々こそが、合格への近道
もし今、「やっているのに伸びない」「何から手をつければいいか分からない」と感じている方は、一度立ち止まって見直してみてください。
そして、必要なら「エッセンシャル思考」の書籍にも頼ってみてくださいね。
「より少なく、しかしより良く」を実践することで、最短の“合格ルート”が見えてくるはずです。

それではまたっ。